★アンビリバボー体験No.25(自分の過去を暴露します!)
実は読者の方から、「keystoneさんは素晴らしいですね!」なんて言うありがたい言葉を頂きました。
でも、実際は僕は最低な男です。
僕は、皆さんが考えているような凄い人間ではありません。
誰よりも最低な人間です。
それを今から暴露しますので、よく読んだり聴いたりしてみて下さいね。
とにかく僕は最低な人間です。
しかも、過去だけではなく、今現在も最低です。
それを自分自身で暴露していきます。
しかし、その中にあっても、イエス様だけは素晴らしいお方です。
こんな僕の為に死んでくれて、罪も悔い改めればいつでも許し、更に永遠の命も与えてくれました。
なので、自分自身を偽らずに、打ち明けます。
そうすれば、イエス様がどれほど愛が深く忍耐強く、憐れみ深い方なのかが分かると思います。
ちなみにイエス様の命令は、「世界に出て行き、福音を述べ伝えて全ての人を弟子としなさい!」
そして、
「私があなたがたを愛したようにあなたがたもお互いに愛し合いなさい!」
この2つです。
その言葉の為に僕は今色々書いています。
クリスチャンの方々はたぶん特にドン引きでしょうね・・・
その一部ですが、最初の恋愛の時のことや結婚の時の話を紹介します。
実は、あるインターネット番組内でこの話が紹介されました。
あまりにもアンビリバボーだと言うことで、ラジオドラマにしたいと言われていましたが、事情があり朗読だけということになりました。
一部の内容しか紹介していませんが、全内容は番組ナビゲーターには送りました。
その全貌を彼女に見せました。
なので、ここでも、紹介したいと思います。
番組動画は以下のkeystoneのブログに張り付けてあります。
★ラジオ健康相談室
紹介されていない内容も含めて今から公開しますね。
keystoneの恋ばな・・・「さよならの、後に。」 【弓月ひろみの仮面トークSHOW】
★さよならの 、後に。 Vol.1
高校1年の夏休みに出逢ったカオリとは、9年間付き合ったあとに自分から別れるきっかけを作りました。
それは何も彼女に愛想をつかしたのからではなく、嫌いになったからでもありません。
それどころか、自分の命を捨てても全然惜しくないほどに愛していました。
しかし、彼女はまだ若くてまだまだ遊びたい盛りでしたので、僕のようにすぐにでも結婚したいと言う考えを全く持ってはいませんでした。
又、彼女の母親に「あなたが優しすぎるから、それに甘えてカオリは遊んでばかりだけど、このままではダメになってしまうから、ユウジには悪いけど別れて欲しい・・・」と、言われてしまいました。
確かにそうかも知れな いとは思いましたが、それにしてもこんなに大好きな彼女とそう簡単に別れるなんて出来ません。
それで、僕は悩んだあげくに最後の日にひとつだけ彼女に簡単なお願いをしました。
それは、週末にはいつもディスコでナンパされて、更に外泊してから帰宅するので、最後のお願いとして夜中の2時に彼女の自宅の前で待っているから、必ず僕に逢いに帰ってきて欲しいと言う事でした。
「もし、約束の時間を過ぎても逢いにきてくれなければ、もうそれ以降は逢わない」と告げました。
そして「もし、逢いにきてくれたのなら全てを水に流して再出発をしよう」と僕は言いました。
しかし、約束の時間に彼女は来てくれず、僕� ��泣きながら彼女の家をあとにしました。
「ああ、これで僕の恋が終わってしまった。」
そして、僕は彼女の名前を何回も何回も呼びながら泣きつかれてそのまま寝てしまいました。
ところが、それから2日後に偶然、同級生のミカと9年ぶりに会いました。
ミカとは、小学・中学とも一緒でしたが、僕の事がずっと好きで、中学を卒業してからも僕の事をずっと想っていたと言う事でした。
中学の時には、ミカが僕の事を好きだと言う事がうわさになり、みんなが冷やかすのでわざと大嫌いなふりをしていたので、とうとう三年間全くと言っていいほど口を聞きませんでした。
翌日、ミカとはドライブをしましたが、食事の席でミカが言いました。
「ユウジが中学の時にもっと優しくしてくれていたら私の人生は変わっていたかもしれない・・・」
僕は、中学校の時の事をずっと後悔していたので、その場でミカに謝りました。
ところで何年か前には、ミカがスナックで働いているときに、5人の男性から同時にプロポーズをされたそうですが、何と全員僕の職場の同僚だったと言う事でした。
ミカが初恋の話しをしている時に僕の名前を出すと、みんな僕の事を知っていたので、「ユウジに逢いたいから店に連れてきて・・」
と、お願いしたそうですが、みんなに「ユウジは忙しいから絶対に来ない」と言われたそうです。
もちろん、そんな話を僕は一度も聞いた事はありませんでした。
それで、ミカはショックを何度も受けたそうですが、その後、落ち込んでいるときに怖いお兄さんと付き合ってしまったのだそうです。
ミカはその頃、その男のおかげでとても苦しい状況にあり、「もう早く死んでしまおう」と考え込んでいた時に、僕と偶然再会したのでした。
僕はミカに対してとても申し訳ないと思い、「じゃあ俺がどうにかして助けてあげるから安心して!だからもう死にたいとか考えたらダメだよ。」と、言いました。
そして、僕は心の中でこう思いました。< /p>
「カオリは自分の事を必要としていないし、あんなに可愛くていい女だから、絶対に誰かと幸せになれるはず。でもミカはこのままでは死んでしまうかもしれない。・・・それなら自分の事をずっと想ってくれていたミカを守ろう。」
そして、命がけでミカを助けました。
しばらくして、カオリが勤めている喫茶店に行き、「これから自分は彼女と付き合うから・・・」と、ミカの前で宣言し、カオリとはこの日を境にホントに終わってしまいました。
しかし、このあと、カオリへの愛がこれまで以上に更に深く激しくなるとは自分でも想像が出来ていませんでした。
ある土曜日の朝に、ミカは僕の家に泊まっていました。
しかし、何とそこに� ��朝帰りをしたカオリが付き合っていたころのように僕の家に来ていました。
僕はとても困ってしまいましたが、相手は酔っているし、今帰してもこのままだと又来てしまうので、ミカを説得してひとまず家に帰ってもらいました。
ミカを帰すのはとても心苦しい事でしたが、「今日で話をちゃんとつけるから、俺の事を信じて今は悪いけど帰っていて。話が終わったらすぐに連絡するから・・・」と言って帰しました。
ミカが目の前を通りすぎると、カオリは当然のごとく僕の家のドアをあけ、部屋に入っていきました。
久しぶりに2人きりになったのですが、今までとは状況が違います。
カオリの事を愛してはいるので、すぐに抱 き締めましたが、その後真面目に話をしました。
「今までは、愛していたからお前の事を抱いたけど、今は愛しているからこそ、逆にそんな事は出来ないんだよ。それに、今はミカと付き合っているし、別れを選んだのは自分だと言う事をもう忘れたの?」
そう言うと彼女は黙って抱きついてしまいました。
僕はこのままでは、誘惑に負けるかもしれないと思い、「一緒にカップラーメンでも食べよう。」と言いました。
そして、一緒にカップラーメンを食べながら話をしました。
最後まで彼女は納得出来ない様子でしたが、車で送り最後に強く抱き締めて「お前には絶対に誰かと幸せになって欲しい・・・」と言って、家に帰しました。
僕は すぐにミカに連絡をして今あった事を全て隠さずに話しました。
しかし、彼女の最初の言葉は「とにかく今すぐ、引っ越しして!」の一言でした。
それから、数日後僕はミカの実家の目の前にアパートを借りました。
ベランダでボケベルが鳴るとミカの家まで聞こえる距離でした。
それから、数ヶ月たったある朝の事です。
出勤前の準備をしている時に、ドアホンが鳴ったので一体誰だろうと思い、ドアを開けてみると何とそこには、カオリがいました。
僕はビックリしましたが、「とにかくそこは目立つから家の中に入って」と言って、ドアを閉めました。
「何でここが分かったの?」と、聞いたら僕の同級生に聞きまくったと言う事でし� �。
そして、「ごめんね。どうしても逢いたくて仕方がなかったから・・・」
と言って、抱きつかれてしまいました。
僕は、とても嬉しかったので思わず強く抱き締めて反射的にキスをしてしまいました。
でも、すぐに我にかえって彼女を車に乗せて話をしながら自宅へ送りました。
「お前の事今でも愛してるからほんとは会いに来てくれて嬉しいけど、もうこれ以上は逢えないよ。だって今はミカと付き合っているでしょ?・・・。だから、もう俺をこれ以上苦しめないで・・・お願いだから・・・。」
僕はあまりに苦しくて涙が止まりませんでした。
そして、彼女のおでこと手にキスをして別れました。
僕はその時、� ��ても動揺して心が揺れましたが、ミカの事を考えると、彼女を裏切ることはもう出来ないと思い、もうカオリとは逢わないようにしようと決めました。
そのあと、ミカの職場に行く用事があったので、彼女を訪ねてみると、社員全員からあきらかに睨み付けられていました。
「一体どうしたんだろう?」
と思いましたが、すぐに今朝の事がバレていたのだと分かりました。
アパートの両サイドに兄弟がいて、僕がアパートから女性を連れて出掛けるところを目撃したと言う事でした。
僕は怒っているミカをなだめて正直に話をしてすぐに謝りました。
そして、ミカに「今日からユウジと一緒に住むからね。」
と、言われてしまいました。
し� ��し、いくらなんでも実家の目の前にいるのに、両親に対して知らんぷりは出来ません。
それで、僕は決心をしてその夜彼女の実家を訪ねました。
もちろん、ミカとの付き合いを認めて貰うためです。
しかし、大きな問題がありました。
実は、ミカが以前付き合っていた怖いお兄さんの何倍も恐ろしい父親が僕の事を待ち構えていたからです。
聖人は何ですか?
現に、ミカのお姉さんや妹の彼氏や旦那は、あまりに怖いので子供が出来てからしか、父親に会わなかったそうです。
しかも、ミカの元彼は父親の会社の重要なポストにいた人間だったので、その事も確実に怒っていました。
案の定5時間以上も脅されののしられ、「ぶっ殺す」と最低50回は言われました。
しかも、ガラス性の大きな灰皿を何度も投げつけられそうになりました。
ミカは部屋の奥でずっと涙を流してやりとりを聞いていましたが、話が終わると出てきました。
僕はミカに「お父さんが認めないなら家に来てはダメだよ」と言って、その日は帰りましたが、次の日にはミ� �は僕のところに来ていました。
「あれっお父さんは認めてくれたの?」
と、ミカに聞いたら彼女は首を横に振り、僕に手首を見せました。
そして、「ダメって言われたから手首を切ってお父さんに見せた・・・」
と言いました。
僕はビックリしましたが、とても心が痛み彼女を優しく抱き締めてあげました。
それから、2人は同棲するようになりましたが、更に数ヶ月たったある日、その頃行っていた近くの教会で婚約式を挙げると言う事になりました。
僕は式の前日に婚約指輪を買い、明日のための準備を一人でしていました。
すると、夜遅くドアホンが鳴りました。
「あれっ?ミカは今日お姉さんの家に泊まると言ってたけど、もう帰ってきたのかな?」
と、思ってドアを開けてみると、何とそこにはカオリが泣きながら立っていました。
僕はビックリして
「カオリどうしたの?」
と、聞きました。
様子がおかしかったので、家の中に入れて話を聞きました。
そうすると、彼女は泣きながら話し始めました。
「とても苦しくて苦しくてユウジに逢いたくて・・・我慢が出来なかった。それに、自分がユウジに犯した罪がとても大きすぎて自分の事が許せなくて・・・そして今は自分が昔のユウジの気持ちを体験して初めて・・自分も苦しくてユウジも苦しめていたと分かって・・・それで謝りたかったのと、その前にあまりにも自分の事が憎くて許せなくて死にたいって思って・・・気がついたら、ここに向かってしまったけど、途中で何度も車に飛び込んで死のうと思ったけど、ユウジに逢いたかったし、何よりユウジに謝りたかった。」
・・・と、カオリは一生懸命僕に気持ちを伝えました。
僕は話を聞いてとても心を痛め、彼女を優しく抱き締めてあげました。
そして、その時心の中で大きく葛藤していました。
「やはり、カオリと自分は赤い糸で結ばれているんじゃないのか?じゃなければ、何で婚約式の前にこんな形で又2人は抱き合っているのか?自分はほんとはカオリと結婚したかったはずではなかったのか?」
様々な思いが脳裏を駆け巡り、全てが僕の心を締め付けました。
しかし、その時ミカの手首の傷を思い浮かべました。
「明日、2人は婚約式をあげて、一ヶ月後には結婚もするのに自分は一体どうすればいいのだろう?」
僕はほんとに苦しかったので� ��が、決断を迫られました。
そして、決断をしました。
「カオリ。ここまで無事に会いに来てくれてとても嬉しいよ。それに、自分は少しもお前の事を恨んだ事もないし、憎んだ事もないし、最初から何もかも許しているし、最初から全部受け入れているし、いつまでも愛しているよ。だから、もう謝らなくてもいいよ。死ななかっただけで何よりも嬉しいし、会いに来てくれてほんとにありがとう。」
そう言ってしばらく2人で抱き合っていました。
しかし、このままではいけないと思い、カオリに言いました。
「もう、目的は果たせたし心は晴れた?まだ話がしたいの?どっちにしても、もう死にたいなんて言わないで・・・もう言う必要もないし、俺も� ��初から許してるでしょ?分かった?」
カオリは「うん。分かった。」と返事をしてくれました。
僕は「じゃあ、悪いけどミカが心配するかも知れないし、彼女に事情を話ししたいから電話するね。」
と言って、ミカに事情を話しして家に戻ってもらいました。
ミカはその時までカオリの事を憎んでいましたが、カオリが僕に対して詫びたかった事と、死にたいくらいに苦しんでいると言う事を聞いて、「半分でもあなたの苦しみを分かち合いたいし、半分は私が背負いたい。」と言って、ミカがカオリに触れて一緒に泣いていました。
僕はミカに事情を話ししてほんとに良かったと思いました。
そして、ミカと2人でカオリを家まで送ってあ げました。
お母さんは、カオリの苦しみや事情を何も知らないようだったので、僕はお母さんと2人きりで全てを話ししました。
そうすると、お母さんは「私が以前ユウジに別れてとお願いしたからなんだね。ほんとにごめんね。カオリのことは私がしっかり守るからあたなはミカさんと幸せになってね。」
僕はお母さんの言葉を聞いてとても心が苦しくなりました。
そして、本音を言いました。
「僕はカオリの事が今でも大好きだし、嫌いになったことはただの一度も無いです。だから、カオリには僕以上に幸せになって欲しいです。今のカオリならほんとは僕と結婚も出来ていたかもしれないけれど、現実はミカとは明日婚約する事になっている ので、お母さんどうか許して下さい。それと、カオリの事はよろしくお願いします。」
そう言って、僕は車の中で待っているミカと一緒に家に帰り、翌日予定通り婚約式を挙げました。
その一ヶ月後には結婚式も済ませましたが、まさか結婚してからも更に衝撃的なドラマが展開するとは全く想像していませんでした。
続く
★さよならの 、後に。 Vol.2
ミカとの婚約式の前夜に元カノのカオリが僕に会いに来てくれました。
それは、僕に対して今まで犯してきた事を詫びる為でした。
カオリは泣きながら一生懸命自分の苦しく切ない気持ちを僕に訴えてくれました。
しかも、あまりに苦しくて自分自身を責めすぎて僕に会いに来る途中で何度も車に飛び込みたいと言う衝動にかられていたそうです。
しかし、カオリは無事僕の元に会いに来てくれました。
僕はカオリの気持ちを聞いて抱きしめながらもその時心の中で大きく葛藤していました。
「やはり、カオリと自分は赤い糸で結ばれているんじゃないのか?じゃなければ、何で婚約式の前にこんな形で又2人は抱き合っているのだろう?自分はほんとはカオリと結婚したかったはずではないのか?」
様々な思いが脳 裏を駆け巡り、全てが僕の心を締め付けました。
しかし、その時ミカの手首の傷を思い浮かべました。
「明日、2人は婚約式をあげて、一ヶ月後には結婚もするのに自分は一体どうすればいいのだろう?」
僕はほんとに苦しかったのですが、決断を迫られました。
そして、決心してカオリの目を見て言いました。
「カオリ。ここまで無事に会いに来てくれてとても嬉しいよ。それに、自分は少しもお前の事を恨んだ事もないし、憎んだ事もないし、最初から何もかも許しているし、最初から全部受け入れているし、いつまでも愛しているよ。だから、もう謝らなくてもいいよ。死ななかっただけで何よりも嬉しいし、会いに来てくれてほんとにありがとう。」
そう言ってしばらく2人で抱き合っていました。
しかし、このままではいけないと思い、カオリに言いました。
「もう、目的は果たせたし心は晴れた?まだ話がしたいの?どっちにしても、もう死にたいなんて言わないで・・・もう言う必要もないし、俺も最初から許してるから・・・だから分かった?」
カオリは「うん。分かった。」と返事をしてくれました。
僕は「じゃあ、悪いけどミカが心配するかも知れないし、彼女に事情を話ししたいから電話するね。」
と言って、ミカに事情を話しして家に戻ってもらいました。
ミカはその時までカオリの事を憎んでいましたが、カオリが僕に対して詫びたかった事と、死にたいくらいに苦しんでいると言う 事を聞いて、「半分でもあなたの苦しみを分かち合いたいし、半分は私が背負いたい。」と言って、ミカがカオリに触れて一緒に泣いていました。
僕はミカに事情を話ししてほんとに良かったと思いました。
そして、ミカと2人でカオリを家まで送ってあげました。
お母さんは、カオリの苦しみや事情を何も知らないようだったので、僕はお母さんと2人きりで全てを話ししました。
そうすると、お母さんは「私が以前ユウジにカオリと別れてとお願いしたからこうなってしまったんだね。ほんとにごめんなさいね。でもカオリのことは私がしっかり守るから、あなたはミカさんとどうか幸せになってね。」
僕はお母さんの言葉を� �いてとても心が苦しくなりました。
そして、本音を言いました。
「僕はカオリの事が今でも大好きだし、嫌いになったことはただの一度も無いです。だから、カオリには僕以上に幸せになって欲しいです。今のカオリならほんとは僕と結婚も出来ていたかもしれないけれど、現実はミカとは明日婚約する事になっているので、お母さんどうか許して下さい。それと、カオリの事はよろしくお願いします。」
そう言って、僕は車の中で待っているミカと一緒に家に帰り、翌日予定通り婚約式を挙げました。
しかし、それから数週間後のことですが僕のポケベルが鳴りました。
電話番号を見てみると何とそれはカオリの自宅からでした。
「えっ?カオリから?でも何で俺のポケベル番号知ってるんだろう?」と思いながらも、
僕はかなりドキドキでしたが、カオリに電話をかけました。
ユウジ:「もしもし?カオリ?元気なの?」
カオリ:「えっ?ユウジなの?・・・・ごめんね。前からずっとどうしようか悩んでいたけど、我慢出来なかったから思い切って連絡しちゃったの。でも電話なんか絶対に来ないと思ってたから嬉しい。ねえどうしても話がしたいので時間を作って欲しいのだけど?お願いだから今すぐにでも逢ってもらえる?」
僕はかなり迷いましたが、心の中で思いました。
罪と罪と赦しの研究
「突然あんな別れ方をしたのでカオリにはかわいそうなことをしてしまったし、一度は逢ってゆっくり話をしよう。そしていい機会だから、お互いに心を整理しよう。そうすればこれ以上お互いに苦しまなくて済むかもしれないし、きっとカオリも満足して、もう連絡をしたりすることは無くなるかもしれない・・・」
それに僕はこの1年間、全く休み無しで仕事をしていて疲れがピークに達していました。
平均睡眠時間は1日3時間。しかも1週間に1回は睡眠を全く取らないまま働いていたので、同時に心と体を今日で十分休めようとも考えました。
そして僕はその日の仕事を全てキャンセルしてカオリと久しぶりに逢いました。
人目を忍んで逢うしかないので、仕方なく地元から遠く離れた海岸沿いのホテルで話す事にしました。
カオリは、僕と逢えたのがとても嬉しそうでしたが、それは僕も同じ気持ちでした。
ほんとは、じっくり話し込むつもりでしたが、その日は、特別な話はせずに、ただ恋人同士の頃に戻って楽しく時間を過ごしました。
ほんとうはいつまでもこのまま一緒にいたいなあと思うほどでした。
しかし、お別れの時間が来たので僕はカオリに言いました。
「カオリ、今日は特別な記念日だと思ってくれたら嬉しいよ。逢うのはもうこれで最後になると思うのだけど、今日お前と逢えてとても嬉しかったよ。でも悪いけどもう連絡はしないでね。その為に今日は逢ったのだから・・・」
「ちょっと、冷たいかな?」とは思いましたが、これが僕の最善方法だと思っていましたし、これが僕なりの最後の愛情表現だと思っていました。
この後しばらくしてミカと結婚式を済ませましたが、まさか結婚してからも更にカオリに対する気持ちが大きくなるとは全く想像してはいませんでした。
★ミカとの結婚★
ミカと付き合い始め� �から結婚するまでの1年には、僕の元カノとの問題、ミカの元彼との問題、ミカの仕事や家族との問題などその他いろいろありましたが、何とか約束どおり付き合ってちょうど1年目にミカと結婚する事が出来ました。
しかし、僕は結婚をするにあたりミカに条件を付けました。
もしこの条件を守れないのなら結婚は到底無理なので、必ず守るようにとお願いしました。
それは、「今は仕事はしない」と言う事と、「今は家族との縁を切る」と言う事です。
なぜかと言うと、実はミカはこの数年父親が経営する食品会社に勤めていたのですが、毎日夜中から起きて、重たい荷物を1トン以上も大きなトラックへ乗せて店に運ぶというかなりハードな仕事をしていました。
しかも、ミカの元カレが本当は運転や荷物を乗せたりする担当でしたが、彼は仕事が始まるぎりぎりまで毎日酒を飲んでいて、ただ助手席で寝るばかりで辛い仕事は全てミカ一人でこなしていました。
長年無理をしていたせいかミカは子宮から出� ��が続き、このままでは子供が産めない状態になる危険性がありました。
又、うつ状態にも陥り誰にも相談出来ず、もう死にたいといつも考えていました。
それで僕は、ミカに対して最低でも体を1年以上は休めて、体も治して丈夫な赤ちゃんをちゃんと産める体になる為に、仕事を今すぐ辞めてとお願いしましたが、誰もミカの為に仕事を代わってくれる人はいませんでした。
職場の人間は皆、家族や兄弟であるにもかかわらず、誰もミカの体の事には気を使わず、更に酒を飲んで遊んでばかりいる元カレの事で死にたいくらいに悩んでいるミカの苦しさを
知ろうとはしませんでしたし、そればかりか、誰も元カレに文句を言う人もいませんでした。
又、ミカが仕事を辞めると他の誰かが嫌な仕事を代わりにやらないといけなくなるので、その理由だけで僕はみんなに嫌われていました。
つまり、誰一人僕がミカと付き合うのを喜んではいませんでした。
逆に、ミカの元彼が仕事を辞めたり、ミカと別れることなどが、会社や自分らにとっては不利益だと考えているくらいの何とも言えない凄い家族でした。
仕方が無いのでしばらくは僕がタダ働きでずっとミカの仕事を手伝っていました。
そして結婚前には仕事を辞めてもらいました。
しかし、ミカは結婚後たったの2週間で僕に一言も相談せずに勝手に仕事を始めてしまったのでした。僕はそのことについてかなりショックを受け、ほんとに裏切られたと言う気持ちでいっぱいでした。
あれだけ苦しんでも元カノよりもミカを選んで結婚したのに、簡単に僕との約束を破って家族を選んでしまったのでした。
ミカは、「たった2週間だけお願いと言う事だったので、それならいいと思って引き受けた。」・・・と言う事でしたが、僕は家族を全く信用していませんでした。
しかし、それよりもミカが僕の事を全く無視して結婚についての約束を破ってしまったと言う事が何よりも衝撃的� �した。
結果的に僕の願いに反して、それからもミカは仕事をしていましたが、元彼と仕事をさせるのが嫌だったので僕が代わりに仕事を手伝いました。
僕自身も仕事を別にしていたし、更にミカの父親の会社の子会社も設立して事業を行っていたので、その中で夜中から朝までハードな肉体労働を手伝うと言うのは、まさに殺人的な仕事量でした。
あまりにも仕事が忙しいのでお互いに時間的なすれ違いが多く、結婚をしてからの2週間以外は一緒に食事も出来ず、一緒にお風呂も入れず、一緒に寝ることも出来ませんでした。
しかも、仕事を3つもこなしていたのでほとんどミカの会社で寝泊りをしている状態でした。
家� ��戻るのはお風呂に入る時くらいでしたが、その時でもミカはいつも家族と食事をしたり、遊びに行ったりして僕と時間を共にする事は全くありませんでした。
更に、こんな状態でも仕事とは言え、ミカは元カレと二人きりで車に乗って家に帰ってくることがありました。
僕は何よりそれが耐え切れなくてずいぶん苦しみました。
「俺は、一体何のためにミカと結婚したんだろう?二人が少しでも長い時間一緒にいたいから誰でも結婚するのではないのか?だとしたら俺の結婚生活は何て悲しい結婚生活なんだろう?こんなことなら最初からカオリ一人の為だけに苦しんでおけばよかった。ああ、それにしても今頃カオリはどうしているのだろう?カオリにだけ� ��幸せになってほしい・・・。そしてほんとはカオリに逢いたい。」
いつも、そんな事を考えながら毎日忙しい日々を過ごしていました、こんな事が結婚してから3年も続きました。
又、その3年の間に何度もカオリから連絡が来ましたが、僕は「カオリ、もう逢えないって言ったでしょ?もうミカと結婚しているから離婚してまで別れる事は出来ないんだよおっ。だから悪いけど、もう連絡はしないで・・・・」
僕は、とても心が苦しかったのですが、離婚も不倫関係もしてはいけないものだと考えていたので、最初に密会したあとは心を鬼にしてカオリからの誘いを断り続けました。
その後、カオリからの連絡は来な� �なりましたが、ほんとは毎日孤独で悲しい日々だったので、いつもカオリの事を思い出しては一人涙を流していました。
ちょうど、そのころ僕の体はあまりの過労のために極限状態にまで来ていました。
僕は、ほんとは早く二人とも健康になって、そのあとにかわいい赤ちゃんも欲しくてたまりませんでした。
それは、毎日その為に苦しくて惨めな思いをしていたからです。
例えば、ミカの妹夫婦が出来ちゃった結婚をした時のお祝いの席で、家族や親戚に「何でお前たちは結婚して3年にもなるのに子供が出来ないんだ?もし作りかたが分からないのだったら、妹夫婦に習ったらいいんじゃないのか!?」
と言われて皆、大爆笑で� ��たが、僕はただ下をうつむいて涙を必死にこらえているだけでした。
そして、ミカの実家で飼っている牛の去勢手術の手伝いをしている時にも、「ユウジ。お前も全く何の役にも立たないから牛と一緒に去勢をしたほうがいいんじゃないのか?」と、親兄弟に言われ、みんなに腹を抱えて笑われてしまいました。
僕は、ミカに最初で約束したとおりに、彼女が仕事を辞めて体調を整えてからしか子供を作ろうとは考えていなかったので、悔しいけれど将来の元気な赤ちゃんの為に、どんな屈辱にも耐えていました。
しかし、肝心のミカがどうしても仕事も辞めずに、僕よりも家族の方を大切にするので、いつまでも苦しく惨めな日が続きまし� ��。
それからしばらくたったある日、僕は原因不明の腹痛と共に高熱を出して苦しんでいました。
熱は40度近くにもなっていましたが、それでもミカが看病をしてくれるわけではありませんでした。
それどころか、「今日は年末だから家族と忘年会があるので、付き合いでもあるし行ってこようね。」・・・と、言われてしまいました。
僕は、高熱を出しながらも、さすがにその言葉にぶち切れてしまいました。
「何で自分の夫が死にそうな思いで苦しんでいるのに、又家族を選ぶの?しかも今日は年越しなのに自分はまたいつものように一人でいるしかないわけ?それなら自分は家の鍵を閉めるよ!それでもいいなら行けばいいよ!」・・・と、言いましたが、ミカは「なるべく早く帰ってくるから・・・」と言って、僕を残して行ってしまいました。
僕は結婚して3年間もこんな事が続いていたので、もう何もかもが嫌になっていました。
そして、深夜零時を過ぎてもミカが帰らなかったので怒ってドアの内鍵をかけてしまいました。
それから、何時間かしてミカは帰ってきましたが、僕は高熱のせいで声も出ないし、全く動く事も出来ませんでした。
ましてや自分の事を捨てていったミカの為に、もはや起き上がる気力もありませんでした。
僕はそのまま気を失うようにして寝てしまいましたが、翌日の午後にミカは帰ってきました。
そして、ミカは帰ってくるなり、泣きながらこう言いました。「ユウジ、何でドアのロックをかけたの?何で何度開けてとお願いしても開けてくれなかったの?」
福音書は、保存する方法のスポット
僕は、「何泣いてるんだこいつは?」と思いながら、「何でって、そんなに行きたいのなら鍵をかけるからと最初で言ってあったし、その前にあまりにもきつくて声も出ないし、動く事も出来ない状態だったから仕方が無いよ。」と言いました。
そして、「泣きたいのはこっちのほうだよ」と心の中で怒っていました。
しかし、ミカはそれでも泣き続けていたので僕は何かおかしいと思い、「どうしたの?何か悲しい事でもあったの?」と、聞きました。
そうすると、ミカは泣きながら答えました。
「実は、ユウジに鍵を閉められたから仕方なく妹の家に泊めてもらいに行ったのだけ� ��、朝になったら妹は出かけていて・・・そしたら妹の旦那が突然私に抱きかかってきて・・・そして、前からお前の事が好きだったとか言われ・・・・
それにこのことを内緒にしないと妹と別れてしまうから誰にも言わないようにと言われたの・・・」
僕は、ミカの言葉を聞いて、とても怒りを感じすぐに妹夫婦の家に行こうとしました。
しかし、僕はミカの言葉で行くのを止めてしまいました。
「私のせいで妹が離婚をしたらかわいそうだから、絶対に行かないで!お願いだから何も無かった事にして!」
僕は、ミカの口から全く想像もしなかった言葉を聞いてしまい、とても心が苦しいうえに無気力になり、激しい怒りも一瞬にして消え、僕の心はただのむなしさと深い悲しみとに変ってしまいました。
しかし、この後更に苦しくて悲しい出来事が突然の津波のように立て続けに起こ� �とは全く想像してはいませんでした。
続く。
★さよならの 、後に。 Vol.3(最終章)
その後も、殺人的なスケジュールの中仕事をこなしていましたが、それから2ヶ月たったある日に又過労で2日ほど高熱を出してしまいました。
しかも、お腹の痛みが尋常ではありません。
僕は一人で病院へ行き、診察の前にミカに電話をしました。
「実は、ある遠くの病院の駐車場で今激しい腹痛と高熱で死にそうになっているのだけど、もし今まで通りの結婚生活を送るつもりなら自分はこのまま死んでもそれでいいと思っている。だけどもし、ミカが俺の事を家族よりも大切に思って毎日ご飯も一緒に食べたり普通の夫婦のように愛し合ってくれるんだったら、診察をうけて治してもらおうと考えているのだけど、ミカはどっちがいいの?」
僕がこのように真剣に尋ねると、
「ユウジごめんなさい。自分が今までユウジに対して悪い事をしていたので、それは心から謝るしこれからは反省していい妻になるから、病院でちゃんと� ��て貰って、お願いだから死んでもいいとか言わないで・・・」
と、ミカは泣きながら言いました。
「じゃあ、ミカが今すぐ来てくれるのなら自分は診察を受けるから、どうか気を失わないうちに気をつけてこっちに来て。」
僕は、そう言って高熱と激痛の中ミカをひたすら待っていました。
その後、ミカがやって来たので一緒に病院へ入り診察を受けました。
その結果、緊急入院となりましたが、大きな総合病院であるにも関わらず全く原因が分かりませんでした。
各専門の検査師や医者が体中を調べましたが、レントゲンを写しても僕の内臓は影が出ていて全く内蔵の状況が分からなかったそうです。
もっと言えば、内蔵が全く写っていなかったので「あなたは宇宙人なの?」と、先生方に言われてしまいました。
1週間以上40度近い高熱が続き、お腹の激痛もピークに達していたのですが、原因が分からない為に、薬の投与も無く一切の治療行為も行われませんでした。
連日の高熱とあまりの激痛の為に何度も気を失ってしまいましたが、僕のそんな姿を見るたびにミカは心が締め付けられ、自責の念に駆られ、自宅に帰ってからいつも泣いていたそうです。
そんなある日の夜遅くに、このままでは危険だと言う事なので緊急手術を行うと言う事になりました。
手術の説明の時に執刀医の院長先生が僕に言いました。
「あなたは、このま� �だと確実に死ぬでしょう。でも、原因はまだ分かりませんが手術を今すぐ行えば助かるかもしれません。しかし、無事成功出来たとしても一生子供は作れないと思いますので、それは覚悟していて下さいね。それでは、手術の前にぜひ家族を呼んでいて下さい。」
僕は最初から「もう死んでもいいと思っていたので、それは仕方がない」と死を受け入れていましたが、このままでは心を入れ替えてくれたミカがかわいそうです。
それで、ミカに電話をしました。
「もしもし、ミカ?実はこれから緊急手術に入るけど、もしかしたら手術しても死ぬかもしれないし、成功しても子供は作れないと言われた。それと、家族を呼べと言われたけど、ミカ以外には� ��にも会いたくないし、ミカひとりだけがいれば自分はそれで十分なのでここに来て欲しい。」
電話を切った後しばらくして手術は行われましたが、部分麻酔だったのでその一部始終を僕は覚えています。
まずは麻酔を打って、お腹を切開しました。
そして、しばらくの沈黙の後、看護婦が一言。
「先生。これは一体なんですか?」
そして、医者の言葉。
「う~ん。これはちょっと分かりません。」
この医者の言葉を聞いて僕は「確実に今日で自分は死ぬな」と思いました。
それから、数秒沈黙が続いた後、
「誰か、急いでカメラ、カメラを持ってきて下さい。」
医者がそう叫ぶと、突然手術室が慌しくなりドタバタと看護婦が走り回っていました。
僕は、「もしかしたらお腹からエイリアンでも出てきたのかなあ?」と考えてしまいましたが、誰よりも落ち着いていたので、
「先生。落ち着いて下さい。僕は大丈夫ですが、一体何があったんですか?」と、言いました。
そうすると、医者は言いました。
「医学的にとても珍しいので学会に発表したいと思いますから、写真を撮ってもよろしいですか?」
僕は「何だそんな事か」と思い、「いいですよ。ではその代わり僕がVサインしているところも一緒に写して下さいね。」といった後、「これで僕は助かる。」と、なぜか確信していました。
何枚も写真撮影をしていましたが、その後無事手術は成功しました。
しかし手術後は、更に地獄の苦しみが待っていました。
麻酔がすぐに切れて、更に痛み止めも睡眠薬も全く効果が無く、お腹の激痛の為に1週間も眠れませんでした。
その痛みは表現すると、お腹の上にガソリンをかけて24時間燃やしているような痛みでした。それが連日続き1時間以上も連続して眠る事が出来ませんでした。
究極の痛みと睡眠不足で気が狂いそうでしたが、手術から10日ほどたったある日、久しぶりにぐっすり眠る事が出来ました。
起きた後、ミカに電話でそのことを報告すると、泣きながら喜んでくれました。
僕は、とても狂しい体験をしましたが、ミカの心を取り戻す事が出来たのでとても満足していました。
そんなある日、ミカが病院で僕に言いました。
「ずっと生理が無かったから、思い切って今日婦人科に行ってみたら、妊娠2ヶ月と言われたんだけど・・・いつのまに妊娠したのかなあ?」
僕は「本当?良かったね。」と、言いましたが、良く考えてみると確かにミカの言うとおりだと思い「いつのまに妊娠したのかな?」と深く考え込んでしまいました。
なぜなら、仕事がハードすぎてほとんど自宅にも戻らず、一緒に寝ることもありませんでした。
でも、2ヶ月前には今回と同じように高熱を出して自宅で寝込んでいましたが、その時にミカは妹の旦那に襲われてしまいました。
しかも、「その事は何も無かった事にして」と言う事だったので、僕はとても狂しいながらも誰にも言わずに、その事でミカを責める事もありませんでした。
「・・・とすれば、一体この子は・・・。」
僕はあまりにの事実に衝撃を受けてしまいました。
医者からは「例え手術が成功しても、子供は作れない」と言われました。
それならば、今回子供が出来た事は何よりも喜ぶべき事です。
しかし、お互いに何の覚えもないのなら本来は最も嬉しい事が、最も受け入れがたい事実となります。
僕は、地獄のような肉体的苦しみの後、更にその痛みにも匹敵するような精神的苦痛も味わう事になってしまいました。
「一体どうすればいいのだろう。」
僕は、ひとり悩んでしまいましたが、ある事を思い出しました。
それは、ミカと付き合うより2年ほど前の話になります。
僕はその頃カオリと付き合っていましたが、カオリは既に誰かの子供を堕ろしているような状況でした。
それが悔しかったと言う事もあり、避妊もせずにいましたが、ある時カオリを妊娠させてしまいました。
しかし、いろいろな事情があって最終的には「今は堕ろしてしまいなさい」と、皆に言われて仕方なくそういう形になってしまったのですが、僕はその後あまりのショックにしばらくは放心状態になっていました。
お腹の中の子供に名前を付けて、二人で早く大きくなるようにと待ちわびていました。
もしその時に僕にもっと強い意志があったのならカオリと結婚して子供も育てていたと思います。
その事が今でも悔やしくて仕方がないのですが、僕は「今回、その子が僕のところにやってきたのかもしれない。」
と思い、「その子を心から祝福し、生涯心から愛していこう!」と決心しました。
1ヶ月後には無事退院して自宅へ戻りましたが、まだ痛みがあったので僕は仕事がほとんど出来ないような状態になっていました。
仕方がないので、肉体労働をしなくてもいいようなセールス業を選び、子供が生まれるまでに収入を稼げるようにしました。
子供に対してはお腹にいる時から子守唄を歌ってあげたり話しかけたり音楽を聴かせてあげたり� ��て毎日コミュニケーションをとりました。
やがて子供が誕生し、ミカの家族がお祝いにやってきました。
僕は、心の内側ではただ苦しいばかりでしたが愛しい子供の為に我慢していました。
しかし、あまりにも妹夫婦のやり方が僕の人格を傷つける事ばかりなので、それからの娘の誕生日には一度も家にいる事はありませんでした。
娘の誕生日の日には夜明けごろまで一人で海沿いをドライブし、ただただ悔しくて悲しくて泣いてばかりいました。
そんなある日、仕事場にカオリの一番の親友が来ていました。
そして、僕に突然こう言いました。
「ユウジ。お願いだからカオリのところに戻ってあげて。カオリを見ていてあまりにもかわいそうだよ。いつもユウジのことばかり考えて泣いているし、ユウジがカオリを愛していないなんて絶対に考えられない。結婚したのも何か仕方のない理由があるからなのでしょ?ほんとは奥さんよりもカオリのことを愛しているんでしょ?どっちにしても今のユウジが幸せとは絶対に思えない。」
僕は、彼女� ��言っている事は全く図星だし、カオリの事を考えるととても心が痛みましたが、「もう、子供もいるし今更そんな事を言われても、悪いけど僕にはどうする事も出来ないよ。だからカオリにはごめんと言っておいて。」
と言って、その親友を帰してしまいました。
その後、娘も2歳になったので保育園に預ける事にしたのですが、そんなある日保育園でカオリの別の同級生に会いました。
そして僕は彼女から衝撃的な事を聞いてしまいました。
「ユウジ久しぶりだね。実は、カオリの事で今噂があるのを知ってる?
ユウジと別れてからはかなり落ち込んでいたみたいだし、カオリをこの1年誰も見かけないし・・・カオリはきっと自殺したんだよと今物凄い噂だよ。」
僕は彼女からこの話を聞いて愕然としました。
「どうしよう、カオリが自殺したなんて・・・。
もしそうならそれは間違いなく自分のせいだ。
カオリ。何でそんな事をしたの?カオリには幸せになって欲しかったのに。」
僕は言葉では言い表せないほど心が痛み、胸が引き裂かれそうになりました。
あまりにも苦しくて仕事も手につかないので、ミカに電話をしてカオリの事と同時に自分の気持ちを打ち明けました。
そして、ミカがカオリの自宅に電話をしてその事実を確認すると言う事になりました。
その結果、お母さんが電話を取り、「カオリは今出かけています。」と言う事で彼女が生きていると言う事が分かりました。
それを聞いて僕はほんとに安心しました。
しかし、以前からカオリが毎日苦しんでいると言う事も彼女の親友から聞いていたので、自殺をするとか、そんな噂が立つほどに苦しめていたのだと言う事が更に分かり、毎日苦しくて仕方がありませんでした。
それからしばらくして、僕はミカとの生活がいよいよ息苦しくなっていきました。
なぜなら、子供が生まれてしまうと結局僕との約束を忘れ、僕の事をないがしろにする生活となってしまったからです。
それに、いつも妹夫婦が家を出入りするのでそれが一番我慢出来ませんでした。
その為に毎日仕事ばかりして家に帰るのは夜中や明け方になっていました。
又、子供が生まれてからはいつも二人の間で寝かせていたし、時間も気持ちもいつもすれ違っていて、夫婦関係もほとんどありませんでした。
それにいつもミカが僕の仕事の邪魔をしたり縛り付けたりするので、ほんとに何もかも嫌になっていました。
しかし、ある日ミカが意外なことを打ち明けてくれました。
「私が、ユウジにわざと意地悪したり嫌な目に合わたりするのは、ユウジのことが嫌いだからじゃなくて、ほんとはもっと誰よりも心から愛して欲しいからなんだよ。それに毎日私の事を愛して欲しいし、いつでも私の事を抱いて欲しい。」
僕はこの� �葉を聞いて、びっくりしたのと同時に「何だそんな理由だったのか」と言う事が分かり、ミカの事が愛おしく思えるようになりました。
それから、二人は結婚した頃のように毎日愛し合うことが出来ました。
そしてその頃愛し合った結果、二人目の娘が与えられました。
しかし、ミカとの愛を取り戻した瞬間から、逆に妹の旦那に対する怒りや妹の全くプライバシーの無い態度に怒りを感じてしまい家にいるのが以前よりも苦しくなりました。
更に二人目の子供を身ごもってからは、姉妹のところに入りびたりで食事も一緒に取らないし、僕が食事を用意してもいつも家族と外食に行ったりしていました。
僕は朝早くから毎日夜中や明け方まで働いていましたが、自営業なので時間を自由に使うことはある程度可能でした。
しかし、家に帰ってもいつも誰もいないし、正月休みやお盆休みの時でもミカは子供を連れて家族と休暇を過ごすので僕は結婚をして子供がいても� �まるでさびしい独身者のようでした。
又、それ以外にもミカのヒステリックや暴力行為にはとても悩まされていました。
娘はそれをみていつもお父さんを助けようと一生懸命でしたが、いつも母親に突き飛ばされ更に目の前で僕の事を棒などで叩きました。
ミカは気に入らない事があるといつでも暴力や暴言を吐くようになっていきました。
それで僕は、あまりにも結婚生活に虚しさを感じてしまいどこか遠いところで一人で暮らそうと考えました。
娘と別れるのはとてもつらいことではありましたが、教育上悪いしもう自分にとっては限界でした。
毎日娘を保育園に送った後は、ひとりでリゾートホテルや海辺へ行き食事をしながらどうやって出て行こうかと計画を立てていました。
それで、とにかく県外に行こうと決めました。
しかし、その前にカオリの事が気になったので、いとこに頼んで僕の目の前で電話をしてもらいました。
ところが、カオリは「今更何を言っているの?そんな事を言ってたらせっかく結婚した奥さんに嫌われてしまうでしょ?」と言いいました。
僕はその言葉を聞いてとても、安心しました。
いとこによると、「いや、あんな事を言うのはまだユウジの事を想っているからだよ。」
と言う事でしたが、それからしばらくして、カオリのいとこから「カオリは最近彼氏と別れたみたいだけど、ユウジの同級生と結構長い間付き合っていたよ。」と言う事を聞いたので、ちゃんと誰かと恋愛出来るようにもなったんだと思って更に安心しました。
もうカオリにも会う必要もなさそうなので、これで自分は今の生活から離れて県外で自分のやりたい事が出来ると思いました。
しかし、この後この計画がミカにばれてしまったので、全ての計画がだめになってしまいました。
僕は半年以上も、家で監禁に近い状況を強いられ子供の保育園の送迎以外は仕事も一切しないようにと言われてしまいました。
結果的に次女が生� �れたすぐ後に彼女は子供たちを残して実家かどこかに出て行ってしまいました。
僕は、二人の子供を連れて自分の実家で暮らすようになりましたが、いつのまにか自分の家の家財は持ち去られ、僕の私物や子供たちのアルバムやおもちゃなどは全てごみに出されていました。
そしてその年のクリスマス・イブの日にミカが僕の実家に突然押しかけ、何の断りも無く次女を連れて行ってしまいました。
長女は一緒に連れ歩いてたので、大丈夫でしたが僕は2日ほど次女の事を想って涙を流し続け仕事も全く手につきませんでした。
それから3年ほどは長女と二人で暮らしていましたが、次女のことを考えるととてもかわいそうになってしまい、長女を母親に預ける事にしました。
長女はお父さん子なので、「お父さんとは絶対に離れたくない」と言いましたが、「妹がかわいそうだし、お母さんも一緒に暮らしたいはずだから、お母さんたちと一緒に暮らしてね。」と言いました。
娘は、「でもお父さんがひとりぼっちでさびしくなるから嫌だよ。」と言いましたが、「お父さんは男だし、お母さんよりも強いから大丈夫だよ。それにいつか必ずお母さんと仲直りするからその時まで我慢して待っていてね。」と、約束をしてミカに預けました。
しかし、実際はしばらくしてから強制的に離婚をされてしまいました。
一体、自分の人生や結婚は何だったのだろうと思ってしまいまし� �が、今では自分自身に相手を徹底的に愛しぬく力が無かった結果だと思っています。
カオリの時でもミカの時でも、もう少し自分自身に愛や忍耐力や包容力があったのなら普通に幸せになれたのかも知れません。
ミカにしてもほんとは僕の事を愛していたはずなのだけど、僕の心にはいつもカオリがいたので、ずっと傷ついていたのだと思います。
今考えると、結婚を決めるのが早すぎたのかもしれないし、それ以前にカオリに対して徹底的に忍耐していれば二人は結婚出来ていたのかも知れません。
しかし、もう後悔してもどうにもならないし、だからと言って、忘れる事も出来ません。
特にカオリに対しては、高校の時に初め� �会ったときから一生彼女を愛したいと決めていたので、今でも秘かに想っているし、忘れるなんてたぶん出来ません。
でも、今頃どうしているのだろう。
結婚をして幸せになっていればそれはそれで嬉しいのですが、ほんとは僕がずっと愛し続けていたことや謝りたかった事などをいつか言えたらいいなあと思っています。
以上、かなり長くなりすぎてしまいましたがハッピーエンドではなく僕のあまりにも切ない「さよならの、後に。」でした。
「キーストンじゃないよ」より
以上
※こう言う内容は、クリスチャンとして恥ずべきことで、更にクリスチャンから見下され、罪定めされます。
周りの人を不幸にしたのだから
罵倒されて見下されて当然です。
そして、僕は今も罵倒されています。
罪定めされています。
死んだほうがいいと思われています。
でも、イエス様だけは愛してくれます。
感謝ですね。
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