2012年4月11日水曜日

ひと【人】の意味 - 国語辞書 - Goo辞書


人有る中に人無し

人はたくさんいるが、真に役に立つ人物はなかなかいない。

人至って賢ければ友なし

《「孔子家語」入官から》あまり賢明であると、他人から敬遠されて孤立してしまう。水清ければ魚棲(す)まず。

人衆ければ則ち狼を食らう

《「淮南子」説山訓から》人数が多ければ、人を襲う狼をも殺して食ってしまう。多数の力の恐るべきことのたとえ。

人衆ければ天に勝つ

《「史記」伍子胥伝から》人が多勢を頼んで勢いに乗っているときは、道理に背いても、一時的には天の理に勝つこともできる。

人が好い

人柄がよい。気立てがよくて、他人の言いなりになりがちである。「―・いのでだまされやすい」

人が変わる

別人のようになる。性格や人格が変わる。「突然―・ったかのように怒り出す」

人必ず自ら侮りて然る後に人これを侮る

《「孟子」離婁上から》自分で自分を尊重せず、軽々しい言動をしたり、修養を怠ったりしていると、必ず人からも侮られるようになる。

人が悪い

人が困るようなことをわざとする性質である。また、人柄がよくない。

人古今に通ぜざるは馬牛にして襟裾す

《韓愈「符読書城南」から》古今の道理を解さない無学な人は、馬や牛が衣服を着たようなもので、人としての価値がない。

人と入れ物は有り次第

人と器物とは、多ければ多いほど便利であるが、たとえ少なくても使い方しだいで用が足りる。

人と成る

おとなになる。成人する。一人前の人間になる。「親にさんざん苦労をかけた末に―・る」

人心地を取り戻す。気がつく。
「やうやういき出でて―・り給へりけれど」〈源・夢浮橋〉

人と屏風は直には立たず


神は癒すのでしょうか?

屏風は折らなければ立たないように、人も道理に縛られず、適当に妥協しないと、世間を渡って行けない。

人にして恒無くんば以て巫医を作す可からず

《「論語」子路から》人間にとって最も大切な、いついかなる時も変わることのない良心を持たない者は、巫女(みこ)や医者でも救うことができない。

人に善言を与うるは布帛よりも煖かなり

《「荀子」栄辱から》人をいたわり、ためになる言葉をかけてやることは、着る物を与えるよりもあたたかさを感じさせる。言葉の大切さを言った言葉。

人に事うるを知る者にして然る後に以て人を使うべし

《「孔子家語」曲礼子夏問から》他人に使われてみて、初めて人を使うことができる。他人に使われた経験のない者は、人を上手に使うことができない。

人には添うて見よ馬には乗って見よ

親しくつきあってみなければ、その人の本質はわからない。何事も実際に試してみなければ本当のことがわからない。

人に因りて事を成す

《「史記」平原君伝から》人の力に頼って事をする。独立心のなさをいう。

人の行く裏に道あり花の山

相場格言の一つ。利益を得るためには、他の市場参加者と逆の行動をとったり、注目を集めていないことに注目したりすべきという教訓のたとえ。

人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し

《徳川家康の遺訓から》人生は長く、苦しいことが多いので、辛抱強く努力を重ねて進むべきである。

人の噂も七十五日

世間のうわさは長く続かず、しばらくすれば忘れられるものである。

人の車に乗る者は人の患えに載る

《「史記」淮陰侯伝から》他人から恩恵を受けた者は、その人の悩みを引き受けなければならなくなるというたとえ。

人の疝気を頭痛に病む

人の花は赤い


生命である私たちは生活で失われています

他人の物はなんでもよく見えるしうらやましいものであるというたとえ。

人のふり見て我がふり直せ

他人の行いの善悪を見て、自分の行いを反省し、改めよ。

人の褌で相撲を取る

他人の物を利用して自分の役に立てる。

人の将に死なんとする其の言や善し

《「論語」泰伯から》人が死ぬ直前にいう言葉には、利害・かけひきがなく真実がこもっている。

人は一代名は末代

人の肉体は1代で滅びるが、その名はよいにつけ悪いにつけ後世まで残る。

人は落ち目が大事

落ちぶれたときこそ見捨てないで援助し、励ますべきである。

落ちぶれたときこそ真価が問われるので、自重して言動に心を配るべきである。

人は死して名を留む

人は死後にもその偉業によって名を後世に残す。虎は死して皮を残す。

人は善悪の友による

人は、つきあう友だちしだいでよくも悪くもなる。

人は情け

人間は他人に対する思いやりが大切である。

人はパンのみにて生くる者に非ず

《新約聖書「マタイ伝」第4章から》人は物質的満足だけを目的として生きるものではない。

人は人我は我

他人がどうあろうと、また何を言おうと気にせず、自分の信じるところ欲するところに従って物事を行うべきである。

人は見かけによらぬもの

人の性質や能力は外見からだけでは判断できないものだということ。

人は見目よりただ心

人は外見の美しさよりも心のよさのほうが大切である。

人木石にあらず

《白居易「李夫人」から》人は木や石とちがい、みな喜怒哀楽の情を持っている。

人増せば水増す

人の数が増えれば、経費もまた増すことのたとえ。

人もあろうに


どのようにアーミッシュ祝うクリスマスがですか?

《よりによって、わざわざ不適当な人を選んでしまったという意》ほかに適当な人もいるだろうに。

人我に辛ければ我また人に辛し

相手が自分に対してむごくすれば、自分も相手にむごくする。

人を愛し人を利する者は天必ず之に福す

《「墨子」法儀から》人を愛し、人のためになるようなことをする者は、天が必ず幸福を与える。

人を射んとせばまず馬を射よ

《杜甫「前出塞」から》敵を屈服させ、また人を意に従わせようとするには、周辺から攻め落とすのが早道である。将(しょう)を射んと欲すればまず馬を射よ。

人を怨むより身を怨め

《「淮南子」繆称訓から》相手の仕打ちをうらむよりも、自分の至らなかった点を反省せよ。

人を思うは身を思う

他人に情けをかければ、やがて報いられて自分のためになる。情けは人のためならず。

人を食う

人を人とも思わない、ずうずうしい態度や言動をする。「何とも―・った話だ」

人を立てる

人を使者や代理としてさし向ける。人を派遣する。「神社へ―・てて祈願する」

交渉で、相手との間に代理人や仲介者を立ち入らせる。「―・てて縁談を進める」

人を自分より上位に置いて尊重する。また、自分は退いて人の面目を立てる。「―・てて自分は縁の下の力持ちに徹する」

人を使うは苦を使う

人を使えば楽なようであるが、何かと苦労が多いものである。

人をつけにする

人をばかにする。人をだしに使う。
「何の、―◦する」〈総生寛・西洋道中膝栗毛〉

人を呪わば穴二つ

他人を呪って殺そうとすれば、自分もその報いで殺されることになるので、墓穴が二つ必要になる。人を陥れようとすれば自分にも悪いことが起こるというたとえ。


人を人とも思わない

他人を一人前の人間として扱わない。「―◦ない思い上がった態度」

人を見たら泥棒と思え

人を軽々しく信用してはいけないということ。

人を見て法を説け

相手の人柄や能力を見て、それにふさわしい助言をすべきである。人(にん)を見て法を説け。

人を以て言を廃せず

《「論語」衛霊公から》つまらない人間の言ったことでも、聞くべきところがあればその言葉を無視することはない。

人を玩べば徳を喪い物を玩べば志を喪う

《「書経」旅獒から》人を侮ってもてあそべば、結局は自分の徳を失うことになり、物をもてあそび、物に執着しすぎると、人間にとっていちばん大切なはずの志まで見失ってしまうことになる。

人を済す



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