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脳が「呼び起こす」こころ、考える知性と感じる知性
私たちの脳の中には、それぞれの個別のこころを呼び起こす三つの脳があり、それぞれが互いに交錯したり、葛藤したりしながら複雑多岐な感情を引き起こしています。
●理性的、理論的なこころ=頭の知性をつかさどる大脳新皮質というところで作り出されます。
●感じるこころ。喜びとか悲しみといった人間的なこころ(feeling)や、例えば性欲などの本能的な欲求に根ざした感情(emotion)=これは大脳の周辺部にある大脳辺緑系の古皮質というところで呼び起こされます。個々で呼び起こされる感情は、いつもなんらかの行動をはらんでいるため、特に情動という言い方をして感情(feelin g)と区別しています。
●本能的な行動に根ざしたこころ=大脳辺緑系の旧皮質というところで呼び出されます。自分の縄張りや安全の感覚、生活パターンや習性や日常動作などの本能的な行動に根ざしたものです。
☆私たちの脳はこの三つの脳が一体となっていることを理解する必要があります。
☆私たちは、外部からの刺激に対して、いつも頭で考えて行動を決めていると思い込んでいます。ところが、得体の知れないものを感じたり、見たりしたとき、不安や恐怖のあまり反射的に身構えたり、その場から全力疾走で逃げ出そうという衝動に駆られることが少なくありません。頭で考えて正体を認知するのは、その次です。恐怖や不安は、いつも行動をはらんでいます。それが情動です。
☆情動には、恐怖や不� ��のほかに、快感、不快感、怒りなどがあります。
■本能的な欲求こそが、私たちを仕事や遊びに駆り立てる意欲の源にほかなりません。まさに気力、活力の源なのです。また、恋愛や結婚、性愛の源でもあります。情動は生きていく上で基本的に必要な欲求に根ざしているものだけに、喜びや悲しみといった人間的な感情を圧倒して、その人を衝動的な行動へと突き動かしてしまいます。
このような感情の爆発は、神経がハイジャックされるために起こります。大脳辺緑系の一部が緊急事態を宣言し、脳全体を制圧してしまうのです。辺緑脳によるハイジャックは瞬間的に、思考をつかさどる大脳新皮質が働きはじめるよりも一瞬早く発生します。そのため、大脳新皮質は事の是非を判断するどころか、全体の状況を把握する暇� �えなく、こうしたハイジャックが終わった後に本人にも何が起こったのかよく分からないというのが特徴的です。
●人間の心は言葉という形とは違います。扁桃核の言葉にならない情動こそ心の本質です。人間の心と心が通じるとは、この扁桃核がもっているその人の個性あるいは本質に共感することです。それは言葉としての共感ではなく、情動ととしての共感です。大脳新皮質からでる言葉は知識としての言葉であり、心がこもっているという理解は扁桃核の感覚が共感することです。それはその人の体全体から相手に伝わるものです。言葉としての形としてではなく、表情やまたは言葉にならぬ雰囲気や「霊」と表現できるような、現代的表現では空気感といったもので伝わるものです。
●大脳新皮質の知的心は扁桃 核や大脳辺緑系の情動を制御し、感情の暴走を止め、理性的な行動を取らせ、物質的現実的な利益をもたらします。しかし、それは心が通じるという、人間の心の本能欲求を満たすものではありません。また愛情が伝わるものでもありません。しかし、大脳新皮質のコミュニケーションは実際的なことや、物質的な仕事に関して、円滑に処理され、仕事をするために大切なことです。ここに扁桃核や大脳辺緑系の言葉によらない情動の情報の伝達や共感、共有が加わることで、その人間関係の質とその深さはより高く深いものとなります。そしてそれが文化の広さ大きさ深さとなります。そしてそれが社会のなかでどれだけ互いに共有できるかで社会の文化基準や、社会感情、環境の深さ広さとなります。つまり、大脳新皮質、辺緑系、扁� ��核それぞれの関連性と相関性がその人の人格の広さ深さとなります。そしてそれを訓練し、成長させ学習することが可能です。それは大脳新皮質の情報を言語に変換して記憶する機能が大役を果たします。扁桃核の言葉にならない情動の情報を言葉に変換して認識し、それを言葉によって制御し、そこから得た感情情報を辺緑系や扁桃核に再入力し、情動記憶をより肯定的プラス反応として記憶庫に入れ替えることができます。それは認知療法とも言えるものですが、誰でも簡単に行えるセルフサポートです。特に心の病を抱える人も、よくその仕組みを理解することで、自分を圧倒してしまう恐れや不安という情動を、言葉で分解し、それに肯定的な言葉をプラスして変性させ、より行動的積極的情動反応をもたらす情動記憶として扁� �核や大脳辺緑系に記憶されます。
具体的には、言葉にならない、意味不明の不安感、それを言葉に置き換えてみて、パズルをはずすようにばらばらにしてみます。そしてそれにそれを肯定的な思考に換える言葉をつけるのです。「明日が不安だ!」「明日は不安だが、今日に意識を集中させ、今日を生きよう」というふうにです。その時、参考にできる図書がたくさんあります。たとえば聖書もそれにあたります。
例え:、「その不安はどこからくるのか?」その源を突き止めます。それが孤独になる不安だとしたら、そこに大脳新皮質に学習によって記憶した、『だれもが孤独である。しかし誰もが誰かを必要とし、あなたの隣人も心の奥底では孤独であり、共感できる人を求めている。それは人間の顔の表情というものによってごまかされてはいけない、それはあなたが直感によってあなたの判断で勝手に決め付けていることだから。一言言葉をかけてみよう、孤独なのはあなただけでなく、多くの人が孤独なのだから。幸せは幸せを他に与えることから来る』このような言葉をその意味のない言葉にならない孤独感と不安感に組み込むのです。そしてそれは人の表情によって、いつも勘違いをしている自分の考え方にあるという答えに 導き、『自分の情動は真実と違っている』という結果に言葉として導き、それを『最初の他の人の印象を言葉や表情でなく、誰しもが孤独だ・・・だから愛を与えよう』という情動の印象に置き換えて、それを言葉としてではなく、感覚として辺緑系に記憶し、扁桃核の記憶庫に記録します。
実際にそのような状況に出くわしたとき、それまでなら相手の表情からすぐに自分が孤独感や不安感を抱いたのに、その学習により、孤独感や不安感の情動が出てくる前に、(新しく記憶した、その人の表情や言葉の情報によって反射的に発生する情動の変わりに)その人に幸せにしてあげたい、愛を注ぎたいという情動が先に出てくるようになります。それが認知療法です。
1、大脳新皮質
は巨大な記憶装置です。耳や目、鼻、皮膚といった感覚器官を通じて得た情報を記録して保存しています。また、この記憶を検索することによって、外部から入った情報がどういうものであるかを総合して理解します。同時に、自分の内部から湧き上がってきた感情も検索して、その感情を理解することもしています。
■右脳と左脳:大脳新皮質は、左側の左半球と、右側の右半球に分かれています。
○目から入ってくる「像」の情報=右半球
右脳に記憶されるのは直感的な記憶です。ものごとの全体をイメージとして把握したものが記憶されます。
○音やことばの情報は=左半球
左脳は言語やそれに支えられた論理といったものを記� �していて、外部から入ってきた情報を論理的に考え、結論をだすことで頭というと左脳を指すことが多い。
●この左右二つの脳は、左右を結ぶ2億個以上の神経組織が集まった脳梁を通じて、お互いにダイレクトにコミュニケーションをとることもあります。この場合、右脳は言葉によらないデータを送り、左脳はそれを言葉として処理します。
☆右脳型は「臆病」、左脳型は「楽天的」
何かを考え事をしているときの、あなた自身の姿を思い浮かべてください。ポイントは目の動きです。
《考え事をしているとき、あなたの目は左を向いていますか、それとも右を向いていますか?》
これによってあなたの性格の基本的なことがわかります。
○私たちの大脳は右� �と左脳とに分かれいますが、右脳が興奮(活性化)しているときは目は左に働き、左脳が興奮(活性化)しているときは目は右に動きます。手に左利きと右利きがあるのと同じように、何か考え事をしているときに目を右上方に向けている人は左脳の活動が活発で、左上方に向けている人は、右脳の活動が活発というわけです。
○大脳新皮質には、大脳辺緑系が呼び起こす情動をコントロールする部分があります。前頭前野という部分で、ここも左右に別れています。
参考文献
○ウィスコンシン大学の心理学者リチャード・ディビットソンによれば、前頭前野の右側より左側の方が活発に動いている人は陽気な気質で、ものごとを楽天的にとらえ、人生を大いにエンジョイできます。一方、前頭前野の右側の方が活発に働いている人はネガティブでブルーな気分に陥りやい陰気な気質で、トラブルに直面すると動揺しやすいといいます。
何かを考えているとき、目が左に動く人は神経過敏な内向性の性格。こういうタイプの人は幼児期に過保護・過干渉・過支配に育てられてきた傾向があるために、恐怖心や不安を克服するチャンスを持たないまま大人になっているケースが多いです。こういった性格の人との距離を縮めるためには、できるかぎり相手の立 場に立ってものごとを考え、相手の立場に立った言動をすることがポイントです。少しでもこちらの意見を押し付けたり、支配の気配を見せたら、たちまち緊張して身もこころも閉ざしてしまうからです。
またあなた自身が過敏で内向的な性格だとすれば、自分は情動に左右されやすい性格だということをまず自覚することが大切になります。
つまり右脳の活動が活発な人は「内向的」で、不安を内側に閉じ込める傾向が強く、何事にも過敏で心身症的な症状を訴えることも多いという傾向があるというのです。
・何かを考えているとき右を向く人は数字に強く、左を向く人は人文学的分野に興味を抱く。
・右を向く人は正確で首尾一貫するようなことがらが得意で、左を向く人は自由でイメージ的なことが得意。
・右� ��向く人は、葛藤に対して積極的に行動で対処し、左を向く人は、葛藤に対して内側にこもりがちで、しばしば心身症の症状を示して、自分を守ろうとする傾向がある。
・右を向く人は、情動や情動行動を起こすことが少なく、左を向く人は嫌悪や恐怖といった情動行動を起こすことが多い。
・右を向く人は、独断的な態度が強い脅迫的人格型で、左を向く人は主観的経験と感情に集中する傾向があるヒステリー性人格型。
・右を向く人は、幸福感のようなプラスの感情や興奮で、より頻繁に眼球を右へ動かし、左を向く人は、情動的な疑問、恐怖、ストレス状況に反応して眼球を左側に動かすことが多い。
○脅迫型とヒステリー型
・脅迫型は、自分を妨害する「感情」を抑圧する強い傾向があり、ヒステ リー型は、自分を妨害するような「考え」を抑圧する強い傾向がある。
・脅迫型は、観念的な方法ですべてのことを処理する傾向がある一方、ヒステリー型は、情動面が不安定。
・脅迫型は、論理的、演算的な方法で問題を解決しようとし、ヒステリー型は、具体的な刺激に結びついた方法で問題を解決する傾向がある。
☆これらの研究報告から、右脳を良く使う人は、左脳を良く使う人より、神経が過敏で、多分に神経質な性格だということがいえるでしょう。反対に左脳をよく使う傾向のある人は、ものごとに動じることが少ない楽天家で、何事も行動的で積極的な性格だといっていいでしょう。
すみません。。。
笑いながら読んでしまいました。
>豊かな階層が多い(気がする。)。。。気がするのではなくその通りのような。。。気がします(笑
それでいて創価学会やプロテスタントのように私財を投げてまで寄付をする人も少ないです(爆
>裕福な家庭の奥さまで、ガーデニングなんかに精を出しながら。。。のくだり、
STARさん。。。面白すぎます。。。
なんだか私も情けないカトリック者ですが(^^;
伝道ってなんでしょうかね。
私は私自身の行き方かしら???なんて思いますがその部分から逃げているのかもしれません。
2007/11/3(土) 午後 8:52